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1.
宇宙の輪郭が 砕けて消える夜 誰かが想像した未来は こんなに輝いている 輝いている この世の不思議が 擦り切れてもまだ 誰もが想像した未来は こんなに輝いている 輝いていたんだ 回る回る フルオートムーン どこへいくの? 連れていってよ タカラモノはなくなるから 連れていってよ もうどこへでも まだ置いていかないで
2.
遠いな 夢見てたはずの青は 境界に撚れたままで 脳内、絡まった偶然 装っている欲望 用意は整ってないふり ただ好意が埋めるのを待った 包帯厚く巻いて隠した正体 腐りきってしまっても 「まだ置いていかないで!」 誰に叫んでいた 本当はどうでもよかった その先でも生きられないから 「吐き出しても無くならない」 これなーんだ? 今日を潰してよ 嘘でも正義が 告げるのをただ待ってる 何を殺したらいいの?
3.
揺れた水面 冷めた指の先が 撹拌する下で君と踊る 翻して沈むあの月 泡のまま抵抗で弾けては 静かに降る負荷となり 呼ぶように息吐いた その2秒で飽く光景 ららら…… もう隠せないって気づいたって 丁寧に研いだその包丁で誰を殺すつもり? 嘘つきでも優しい君が好きだよ 擦れて消えちゃった言葉の 意味は今日も夜に泳いで 光る飛沫の宙葬 ただ最低なストーリーみたいに 曖昧に完結してしまえたら ひ ひ ふーっ ひ ひ ふーっ 君が産まれる夜を辿りたいな 渦を飛び出して世界の外へ ゴーゴーアンドストップ それでえーと…… ……なんだっけ?
4.
頬をつねってまた夢から覚めた 静かな風の中 空にできるだけ 近づいてみたかっただけ 膨らんだ雲が 遠くで鳴いているのが好き これから誰かを濡らす 夕立を待っていた 指を伝って溶け落ちた アイスの雫が遠くなる 空にできるだけ 近づいてみたかった
5.
片手に丸めた日記の中で 「本当」がわっと騒ぎ出している 罫線の細い檻すら壊せないまま 押入れにあった自由帳の 想像の先もこんなもんかって 諦めた今はこんなによく眠れるけど 慎重になった途端震えて 常套の逃避を見透かされている 信号待ちの海で息もできないまま 魔法が解けてすぐの脳が まだ麻痺の中で繰り返す 「ほら今日も満ち足りた春に沈んでいく」 浅はかな狂気すら隠せずに 「本当」をそっと解説している 嫌いな視線の死角を探す合間に 手を抜き勝たせた大人の顔で 無力をせっせと塗り固めている 「最強の手札」も頑なに出さないまま 中途で投げたゲームのエンドを 興味のないまま知ったせいで また画定した物語を忘れていく 「近寄らないで」と弾いた手と 同じ痛みを反芻している 今日も間違えた春を許していく
6.
また今日を許せないのに笑って 傷にならない痛みに託して どうしよう! 生きてるふりばっかりまたうまくなって いつか呼吸にも飽きちゃうのかな? 水槽に透過した派手な魚が 物欲しそうに境界とキスする 欠如が罰なら罪はなんだろう 夢を見ている誰でもない脳 「やだ!」「嫌い!」「気持ち悪い!」 と蹴った死骸になるんだ いつか君だって 青い光に魅かれて感電する その羽虫のように 「やだ!」「嫌い!」「嫌い!」「嫌い!」 で摘んだ花びらでゴミ箱はいっぱい それでも駆け出して転がって擦り剥いて 「痛くない」と嘘をついてよ わかりきった嘘をついてよ!
7.
齎すような波の音を 感覚したまま目を閉じた 愛が狂ったように膨らんでは また少しずつ患っていった 脳が軋む、何回目の今日だ? 染まっていった 際限なく重なっていった どうかしている…… 限界まで拒んでも 掠って膿んだところから 溶け出していっちゃう 甘いの、返して? 奪い去るような風の音を 感覚した指先は冷えて 肺は決まったように膨らんでは 少しずつ衰えていったのに 錆びた枷を するりと抜ける! 東西、球を回して飽きたら 見えない共犯者 全部、君のせいにして逃げるから 足りない夜を通過して 深呼吸以上の冒険を思い出したい 行ける(かな、このまま)
8.
本当のことだけ書いた 空欄だらけの回答用紙を捨てたわ お腹下ってまいったなあ 痛いの痛いの飛んでけ! もう全部やめたいな くしゃくしゃのメモじゃ 何も思い出せない 指で銃を作ってこめかみに添えた 引き金は無いから 溶かした本音が血管を巡って 「またどうしようもないような冗談で笑えました」 あーあ よかったな どうかなあ…… 全部やめたいな ぐちゃぐちゃのメモじゃ 何も思い出せない 最高だ 指で銃を作って こめかみに添えただけ もう全部やめたいのに 水たまり避けて歩いたんだ 遠くで怪獣が吠えるのを見たって どうして……大丈夫と思えたんだろう?
9.
もらった箱、中身見ずに捨てた なんかもったいなかったような気もしてた 刺さった秒針、頭から抜いてから また調子が悪くなった、ここ2週間 ちょっと萎んだけど無事だった 26時の脳内戦争 朝になったら忘れちゃうから やっと動かせるようになったところで 全治一生と知って 無駄になっても逃げてみせるの? 見間違ったふりで高価いほうを選んで バレて没収されてしまった、君のせいだ 湿った妄想はゴミ箱に消えたから またカギを探さなくちゃ、あの溜め息のほうへ きっと笑いながら死ぬような 二重になった精神状態 雨になっても剥がれないから 全部思い通りにしたくて 到底不利の宝探しをやめられないの 強くなるまで 痛くしないで
10.
抜け出したゆりかごを 蹴っ飛ばして進んでも もう思い出せなかった 見惚れちゃった流星を 忘れたっていいかなあ もう取り戻せないなら ほらちょっと寝て起きる間の 夢で終わってしまえばいいや なんてね ずり落ちた後悔を 引きずって歩いては もうどこへも行けないな 赤になった信号に 気づかなかった誰かは もう見えなくなった 見えなくなった また一回まばたく間でそこに あったものは無くなって…… なんてね そうかもしれなかった
11.
フルオートムーン外典 Song:マリネ CV:暁鞠子/ぶらっくわーくす音声素材集 葦原は四裔を昏黒に舐め取られた 丸い鉢のなかの腐った乳(ち)のように月はある ✡ 雉子の骸(おもむろ)に腰まで埋んだ 積尸気(ししき)の 歯式のC 史記も司式もない滑(なめ)る四季を口淫するフィヨルドのここに だれがなにを谺(かえ)しにくるというの 遠忌から遠くにいて いとけない凶音を夢寐に幽閉じ込める きつくきつく瞑った葦原の まだ舐め取られない 白幕はわたしの羞明 冷たい畳の上で 棚雲と切り口を突き付けあう砂浜に似てくる膝も 顫えている はだかをみられるのがかなしい? ………… 白蝶貝の釦にふれる指が泥ましい泥ましい  焦れている馬蝿が 懐剣からまた飛び去る 墨が滴る蜘蛛の囲 トーク帽に残る褪せた髪 斎庭には降りない鳥が上空でする姦踊(かしまどり) ✡ 嘔けない 喀けない 潰滅して泡立っているとしても ひとつ残らず叶わないとしても 口腔内に守っているそれがたまごだと思うから きっとずっと言わない 死火山から雪を持ち帰るてのひらは永遠じゃなくて毀(こわ)れる 加敝流弖(かえるで)が揺れていた でも 思い出がずっと残ればいいと思う 夏に 流氷砕氷船はどこにあるの わたしの胡頽子の木が折れていた朝 水をやたらに飲んだ胸の 北端にあって赤ちゃんができなくする手術を受けた すいぞくかんに いたくらげ同士交わしたんだね 淡淡(あわあわ)と立ち昇る滑走路に繊弱(ひわず)な鞭毛を打ちつける 水着が溶けおわるまでのわたしラムネ廟の喘ぐ泡影 介抱するように覗き込む円らな葡萄棚が虹彩にいくつも墜ちるのに 押されている乳母車が青い葡萄でいっぱいにならない 木洩れ日になって砕け散る前の あのガラス玉にちゃんとふれたい ふれたい 流氷砕氷船が来る わたしを押し潰す  ○ o  。 。 ・ そんな 嵐の痕にタオルを引き寄せてもだめ 最後の釦がおわったら いたいけなそのかたちが 崩れてしまうよ ほら 十字に裂けて吸血する乳房を持つ血天井に はじめて接唇しそうになるとき 綿花畑と通じ合えるとして 思うことで綿花畑を厚くしてもきっと ラムネ玉を取り巻いて滑(なめ)る季 季 季 季 すみれのトーチカはかんじてしまう 脳髄(なずき)に堕とされた夏蚕の白い 指文字がはじける 葩暗む名付けの幽壙(あなぐら)で索(あなぐ)るアナグラム 青磁のように沈痛なミルクの面に鴉の羽根をうかべる 黙拝を 抜毛に血を滲ませて 絶滅 ✡ 倒れた三方 畳二帖白絹敷物白屏風を熾きて匂う花影ごとクッと瞑る わたしがなっている血の網かけた護謨の水まくら 御正体の御着背長に縋りつき その面頬の強(こわ)い髭にぐしゃぐしゃの顔を埋める 革の匂い 護謨の匂い 曇る蒔絵の硯箱の匂い 生簀の匂い 濡れた朽葉の匂い 北端にも来る夏の匂い 花がゆれている岬 そこにある仮設トイレの匂い 雨曝しのトタンの匂い 密かに菌糸が結ばれる木道の匂い 馬糞の匂い ああ 落魄れた浮薄な紅が黄色い髭を汚して…… 依依麻久良さま わたし わたしね 好きな人ができたんだよ 遠くに黄色い土蔵が赤く窓を明いている ✡ ✡ 歌う手鎖の子たちに ゆくえがあるってどうして 思わなかったの 夕さる防風林 るるる 病んだ五齢蚕の遺薫を髫髪に嗄らして 黄色(おうじき)の忌籠 射す影の紗を咬む窓のなか 列らく小旗を見ていた間中 ねえ 苺苺苺刀自 黙示録はもういいの? あなたの考える黙示録がわたしすきだったよ 死随念からさめてまた ハスカップの小枝で地図を指して言ってよ わたしたちの六角あづさヰ領で起きている すべては大丈夫なんだって そして寝る前に読んで聞かせてください 湮滅された外典(とつふみ)の偈頌をいちから とかげに厭きた手で雪洞を囲んで 陰房(へや)いっぱい手の影にして 手の影のなかで思うこと 紋章官がやってきて わたしキスされました わたしがここにいるのを立派だとほめてくれました よだれをふいてあげます苺苺苺刀自 ずっとここにいられないのでしょうね まだやわらかいあだしのに風が立って 窶れた銀鈴がこぼれるとき るるる うわずる新墓に痩せた胸をあてて 黄色い土蔵の窓に消えかかって

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------★DLリンク(ミラー)★-----------------

urx.nu/bimQ

※上記のリンクが有料表示になってる場合こちらからDLしてください。

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全自動ムー大陸の曲を10人の方々にカバーしていただきました。

無料でダウンロードできます。
Bandcampではひとつのアカウントが月毎に提供できるフリーダウンロード回数に上限があるらしく、これを超えた場合は金額を入力する画面が出るはずなので、上記のミラーからダウンロードしてください。

文字化けがあって正しく再生されない場合は、手動でファイル名末尾の拡張子(例「・mp3」→「.mp3」)を整えてください。
iTunesなどに登録すると曲名がきちんと表示されると思います。

歌詞欄は基本的には原曲に準拠していますが、「フルオートムーン外典」のみ、ふなむしさんによる詩を記載しています。また同曲は(歌詞欄にもある通り)マリネさんの歌唱によります。

参加してくださった皆さま、そして聴いてくださる方々、本当にありがとうございます。


【参加者一覧】

MSSサウンドシステム (@INDOPE_MSS)
ぬゆり (@nulut)
青屋夏生 (@natsuki_aoya)
daluy(たのとりしぎ) (@monookibeya)
全自動ムー大陸 (@mu_fullauto)
緊急ゆるポート(もうるすであびうす) (@kinkyuyuruport)
オトナシック (@otona_chic)
DS_8 (@DS_8)
群鶏中島 (@Gunke_Nakashima)
いぬわた (@inuwatarinrin)
ふなむし (@funamushi13)

(曲順、敬称略)

credits

released August 22, 2014

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